「猫ブームは続く、でも数字が物語る現実もある。」これが今回の結論だ。ファミリーマートの調査によると、猫を飼っていない人のうち6割が猫好きだと答えた。この数字は、猫のかわいさが消費に直結していることを示しているが、実際の生活にはどれほどの影響を与えているのか、考えてみる必要がある。
まず、表面的には「猫は癒し」「猫のグッズは買ってしまう」といった前向きな意見が多い。SNSでは毎日のように猫の写真や動画がシェアされ、見ているだけで満たされる人も多い。しかしその一方で、実際には猫を飼うことの難しさや費用、さらには猫アレルギーの問題など、飼えない事情を抱える人も少なくない。つまり、「猫好き」と言いながら、実際に猫を飼っているかというと、必ずしもそうではないという現実があるのだ。
そんな状況の中、「猫のかわいさ」を利用して市場が動く様子は明らかだ。猫のデザインのアイテムや食品が次々と出てきて、ついつい手が伸びてしまう人も多いだろう。猫のキャラクターに癒され、つい財布の紐が緩む——これこそ人間の本能なのかもしれない。しかし、そうして消費を促す一方で、果たしてどれだけの人が「猫への愛」を行動に移しているのか、怪しいものだ。
冷静に考えると、「猫好き」とは「猫を消費する趣味」とも言える。たとえリアルには猫の存在がなくても、グッズやメディアから得られる感情的な満足感には必ずお金が絡んでくる。仕事のストレスや悩みを癒すために、パッケージの可愛らしさに心惹かれて購買意欲がかき立てられる——そんな消費者心理も無視できない。
いつも忙しい会社員の皆さんも、こうしたニーズには共感できるのではないか。「休日はつい猫カフェに行きたくなる」「あの可愛い猫グッズが、日々の癒しだ」と思いながらも、自分の家にはリアルな猫はいないという皮肉な状況、結構多くの人が経験しているはずだ。
この現象を踏まえると、飼っていない人が猫を好きだというのは、もはや流行の一部になっているように思える。愛猫家のリアルな生活や苦労がもたらす現実とは別次元で、ただ猫のかわいさを消費するだけの文化が育ってしまった。それが、実際の猫に対する理解や愛情にどのような影響を与えるのか、果たしてこれからどうなるのだろうか。
正直な話、このニュースを「他人事」で済ませるのは簡単だ。問題は、自分の仕事や給料にどう跳ね返ってくるか、だ。


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