新発田市が物価高対応策として約8億6000万円を投入し、全世帯への水道基本料金を4カ月間減免すると発表した。この施策は家計への負担軽減を目指すものだが、果たしてそれが実際の生活向上に繋がるのか、半信半疑な声も多い。結局、政治的なアピールに過ぎないのでは、と思うのが本音だ。
一見、「しっかりと手差し伸べる」という表現は温かい。しかし、実際には地域の財政の厳しさが影を落としている。物価高で困窮する世帯を助けるためとはいえ、税金を使って数ヶ月だけの減免措置でどれほどの地域経済が救われるというのか。確かに水道代が安くなるのは嬉しいが、その恩恵を受けるのは一時的なもの。これで生活が根本的に楽になるわけでもないし、根本的な解決には至らないのが実情だ。
読者の皆も、似たような施策を目の当たりにしたことがあるはず。給料前に出された「美味しい話」、誰よりも本音では期待する自分と、結果に辟易する自分の間で揺れ動く感情。例えば、あの頃の消費税軽減措置や給付金。さもやる気満々の政府に期待していたけれど、結局はその後の税金でしっかりと支払わされるのが常だ。このような施策が本当に役立つのか、私たちはいつも疑問に感じている。
住民サービスとしての水道の重要性は言うまでもない。しかし、税金を使っての減免が単発的なもので終わり、持続的な経済支援にならないと意味がない。長期的に見れば、何かしらの対策が必要であり、本当に必要な支援はどうあるべきなのかをもっと考えるべきなのだ。施策が「やりました」とアピールするだけでは、実生活に影響することは稀だ。
それにしても、これがまた選挙前に出てくる施策だったりしないかと、無駄に勘ぐってしまう。政治と経済は密接だが、目先の得を求めての施策は、結局は後でツケを払うことになる。新発田市の取り組みが本当に地域を救うものか、それとも儀式的なパフォーマンスなのか、今後も見守る必要がある。
そして、何より気になるのは、自分の仕事や給料にどう跳ね返ってくるかという現実だ。私たちの生活は、こうした施策の結果次第で大きく変わるかもしれない。正直な話、このニュースを「他人事」で済ませるのは簡単だ。問題は、自分の仕事や給料にどう跳ね返ってくるか、だ。


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